洋裁未経験が独学で服をつくる!まず用意するもの

洋裁未経験でカジュアルシャツを作ってみたいけど…洋裁教室に行かなくても作れるんだろうか?
洋裁を独学ではじめてみたいけど…まずはじめに何を用意すれば良い?費用は?

知識ゼロから独学で洋裁を始めた私の経験談も交えて、洋裁を始める前にまず準備する物を紹介していこうと思います。

洋裁を始める前の私のスペック

「玉結びってどうやるんだっけ」「家庭科以外でミシンを使ったことがない」「不器用」
などとお裁縫の基本的なこともなにもわからない散々な状態でした。

しかし自分で服を作ることに憧れがあり、ダメ元で行動してみることにしたのでした。

洋裁を初めるのにまず用意する物

必要な物

作りたい服の型紙付き洋裁本

とにかくわからないながらでも何か作ってみよう、と私が最初に洋裁を始めるにあたって実際に購入した洋裁本です。

シャツ&ブラウスの基本パターン集 各パーツを自由に組み合わせるだけでオリジナルデザイ [ 野木陽子 ]価格:1,650円
(2023/8/19 15:28時点)
感想(6件)
男のシャツの本 [ 嶋崎隆一郎 ]価格:1,760円
(2023/8/19 12:05時点)
感想(67件)

まずはこの2冊でシャツの基本的な作り方を実践して学んでいきました。

特に「シャツ&ブラウスの基本パターン集」では袖や襟などの各パーツを自由に組み合わせたオリジナルデザインの服を作ることができ、縫いの工程だけではなく洋裁の基礎部分の情報も詳しく解説していているのでおすすめでした。

「男のシャツの本」は題名の通りメンズ用のシャツのみが載っているのでメンズシャツに興味のある方はおすすめです。
テイストもカジュアルからフォーマルまで様々載っています。

ミシン

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アイロン・アイロン台

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好きな布等、服の材料

ミシン針・ミシン糸

普通地の生地には11号のサイズの針、60番の糸を買うといいです。
洋裁においてよく使われる大体の生地は問題なく縫えます。

糸切りリッパー

模造紙・筆記用具・紙用のはさみ

50センチ・20センチの方眼定規

サイズを大小そろえておくと便利です。

メジャー

チャコペンシル

2、3色揃えるのがおすすめです。

手縫い針・糸

ミシン同様、普通地用の物を買っておくと大体の生地に広く使えます。
ミシン用の糸を手縫いに使用してしまうと絡みやすく扱いずらいので、手縫い専用の糸を選ぶことをおすすめします。

ピンクッション(針刺し)

まち針

裁ちばさみ

糸切りばさみ

あると便利な物

仮止めクリップ

生地に穴をあけることなく気軽に固定できるので、あるとうれしいです。

カーブルーラー

目打ち

生地の裏返し時の角出しや細かい作業をする時にあると重宝します。

時間経過で消えるタイプのチャコペンシル

洋裁基礎・テクニック本

用意する物の順番

まず作りたい服の型紙付き洋裁本を用意します。
ここでのポイントは、なるべく初心者に向けたわかりやすい洋裁本を選ぶことです。
入手した洋裁本の内容を読み、服に必要な材料を確認し、次にそれを参考に服の制作に使用する布等の材料を買い揃えてから、扱う布の性質に合わせたミシン針・ミシン糸・その他諸々必要な道具を揃えていきます。
扱いやすくおすすめの布は後述します。

洋裁基礎・テクニック本ですが、初めてみてわからないところについてはYouTubeや洋裁に関するサイトが充実しているのでそれらを活用して知識を補うことも十分可能かと思いましたので必須としてあげませんでした。
まず作ってみて、そこから知識を深めるために専門書を購入したとしても遅くはありません。
また、そうした方が全く何も経験のない状態で読むよりも理解が深まるといったメリットもあります。

どのミシン・アイロンを選ぶか

ミシン・アイロンがには様々な種類が売っていてどれを購入して良いか迷いますよね。

勿論、いろんな機能があればある程便利ですが、中でもこれは押さえておきたいと思う機能をミシン・アイロンそれぞれご紹介します。

ミシンに欲しい機能

  • 端の処理ができるジグザグ縫い
  • 手間のかかるボタンホール縫い
  • ズボンの裾上げにも使えるまつり縫い

この3つの機能が備わっているミシンがおすすめです。
また、足でミシンの操作をすることができるフットコントローラータイプにすると、両手が自由になるので縫い合わせの作業がよりスムーズになります。

アイロンに欲しい機能

  • 様々な布に対応できる温度調節機能
  • 必要時にすぐに使える立ち上がり時間の短いもの

アイロン本体の大きさについては小回りの効く小ぶりの物を選ぶと良いです。
そのほか、しっかりとシワを伸ばせるスチーム機能やコードレスだとさらに便利です。

初期投資の費用総額

価格についてはピンからキリまであるミシン・アイロンですが、それぞれミシン15,000円、アイロン3,500円程度とし、前項で紹介した「まず用意する物」を全て買い揃えるとした場合、おおよそ25,000円〜30,000円前後になります。
あると便利なものを含めた場合、そこから4,500円前後上乗せとなります。

ここで紹介しているものは洋裁を始めるための最低限の準備の一例ですが、洋裁は道具が充実すればする程仕上がりが綺麗になったり作業がスムーズに進められますよ。

一方、いざ趣味として洋裁を初めてみてすぐに「合わなかった」や「飽きてしまった」というようなことが起こるかもしれないので、まずは最低限の道具を揃えて始めてみるのも傷が浅く済むのでおすすめです笑

前項で書いたとおり、揃えるべき物はかなり色々あるかと思いますが、ミシン・アイロン・アイロン台・本・布以外は全て百円ショップで揃える事ができますので、費用を抑えたい場合は活用していきましょう。
また、ソーイングセットを買うと基本的な物がある程度揃います。

生地の選び方

いざ手芸用品店に行くと生地の種類はとても多いことに驚きますよね。
服を作る場合の布の選び方のポイントを上げます。

  • アイロンに強いか
  • 裁断しやすいか
  • ミシンでまっすぐ縫いやすいか
  • 洗濯できるか

やはり伸縮性があったり極端に薄かったり厚手で固めだったりと扱いづらい生地は最初に選ぶ場合は避けた方が無難です。

生地選びについてわかりやすいサイトがありましたのでご紹介します
https://www.yuzawaya.shop/html/page96.html#m01_05

次に選び方のポイントを押さえた個人的におすすめの布をご紹介します。

シーチング生地・ブロード・オックスフォード・ジャガード
この4つです。

いずれも普通地用のミシン針(11番)とミシン糸(60番)で縫うことができます。

以下でそれぞれ見ていきましょう

初心者におすすめの生地:シーチング生地

シーチング生地は上記の生地選びのポイントがすべてクリアされていて、なおかつ安価で手に入るところが嬉しいポイント。

素材は綿で、肌触りがよく、名前の通りシーツにも使用されている生地なのでシャツを作るのに適しています。
ポピュラーなので手芸用品店でも柄の種類がとても豊富。

欠点は生地が薄くとにかくシワになりやすいです。

初心者におすすめの生地:ブロード

中温アイロンでき、裁断・縫いもとてもしやすい生地です。

薄手で肌触り滑らかなので、シャツやブラウスを作るのにおすすめの生地です。
若干の光沢もあり、きれいめな雰囲気の服を作ると上品さを演出してくれます。

洗濯をする際の注意点にシワになりやすいというデメリットがあります。
洗濯後はアイロンをかけましょう。

初心者におすすめの生地:オックスフォード

中温アイロン・裁断・ミシンがけどれもしやすく扱いやすい生地です。

豆知識として、イギリスのオックスフォード大学がまさに名前の通り学生向けに作ったのが起源だと言われています。
手芸用品店では「オックス生地」という品名で売られていることが多いです。

ブロードと比べて通気性があり、さらにすこし厚みがあるかなーといった感じ。
生地の雰囲気はブロードと比べるとカジュアルめなので、普段使いのシャツやブラウス・スカートを作るときに〇

初心者におすすめの生地:ジャガード

ブロード・オックス生地と比べると生地がかなり厚め。
模様が直接生地に織り込まれています。

アイロンは設定は低温推奨で、光沢と滑らかさがあり、裁断が少し難しいです。
しかしながらシワになりにくく色落ちがしにくいといるメリットがあります。
一方、デメリットとしてコスパが悪めです。

高級感があり、スカートやズボンの素材としておすすめです。

洋裁を続けるための心構え

洋裁は始める前の準備も作業そのものも大変!
だからこそ途中で心が折れないために意識した方がいいと思ったことを書いていきます。

知識をつけるよりも先に作り初めてみる

私の経験上、最初に洋裁の知識をつけるよりもとにかく作り始めてみて、とりあえず形にする事で達成感や成功経験を詰めるのでモチベーションの維持となりました。

服を作れた!嬉しい!そんな体験をまずはしてみてください。

多少の粗は気にしない

「縫い代から縫い目がずれてしまった!」「端の処理があまりきれいじゃない!」「縫い目がガタガタ!」

やはり未経験で洋裁をするとなると思うように綺麗に仕上げられない所も出てきます。
綺麗に仕上げようとするのは素晴らしいことですが、何より楽しんで洋裁をする事が大切だと思うので「多少は気にしない!」のマインドを持ちましょう。

終わりに:初心者でもカジュアルシャツは作れる

全くの初心者から独学でシャツを作ってみての感想ですが、ここに書いたことの中で一番大切なことは洋裁を続けるための心構えなのかなと思いました。
やはり慣れない初めてのことをやると、一つ一つの工程が難しく感じますし試行錯誤を繰り返すわけですから、時間もかかります。

投げ出すことなく完成までやり遂げるためのモチベーション維持を第一に楽しく洋裁を始めましょう~

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